ネット銀行の住宅ローンは安全? 金利・審査の甘さで選ぶ住宅ローン・ランキング

ネット銀行の住宅ローンは安全?

住宅ローンを提供しているネット銀行

高額な買い物となる住宅を手に入れる際に大きな味方になるのが住宅ローンです。現時点でまとまった自己資金がない方でも、住宅ローンを利用する事ですぐにマイホームを手にする事ができます。しかし住宅ローンで最も気になる事の一つが金利です。金利は金融機関や商品プランによって異なります。金利が安いプランを見つけることで、最終的な支払額も大きく変わってきます。
住宅ローンサービスを提供しているネット銀行としては、住信SBI銀行、じぶん銀行、楽天銀行、ソニー銀行、イオン銀行などがあげられます。大まかな平均値では、ネット銀行の変動金利は約0.49%~0.57%ほどです。対して大手の銀行の変動金利は0.60%~0.62%ほどです。固定金利のフラット35では0.95%~1.5%ほどになります。単純な比較ではネット銀行の住宅ローンが魅力的です。当然の話ですが、低金利なほど手数料が安くなり、最終的な支払額も減ります。金利が2%も違う場合、軽く1,000万円以上の支払額の差が生じます。

ネット銀行の住宅ローンが安い理由

ネット銀行の住宅ローン金利が安い理由の一つは、ネット銀行の運営スタイルにあります。ネット銀行と呼ばれるだけあり、他の銀行と違って店舗がありません。そのため人件費などのコスト削減が可能になり、金利上の優遇にもつながります。

ネット銀行の住宅ローンは安全?

ネット上の銀行と聞くと不安になる方もいらっしゃるかもしれません。実店舗が存在しないため、分からない事はオペレーターと電話でのやり取りになります。担当者と顔を合わせた話し合いができないため、不便に思うこともあるはずです。ただし安全性に関して心配はいらないでしょう。ネット銀行はすでに多くの実績を持っています。預金残高は上昇中であり、自己資本規制比率のデータを見ても健全な財務体質が見受けられます。ネット銀行は怪しい組織などではなく、大手銀行にサポートされたれっきとした金融機関です。しかも住信SBI銀行のように住宅ローン残高をすでに3兆5千億も有しているネット銀行もあります。セキュリティ面でも大手銀行より安全性が高いと言われています。実績や経営状況など総合的に考えて、ネット銀行の住宅ローンを使うメリットは大きいでしょう。

ネット銀行の住宅ローンのデメリット

ただしデメリットがないわけではありません。まず一般的に審査基準が厳しいことがネット銀行のデメリットです。ネットを使うため一見基準が緩いように感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし「審査に落ちた」という声は実際少なくありません。ただし銀行による基準の違いや、個人の与信力の違いもあるため一概には言えません。またネット銀行は提携不動産業者があまり多くない場合があり、面倒な手続きを自分で行わなければいけないことがあります。ある程度の知識を備えておく必要があるでしょう。