住宅ローンのシミュレーションとその見方 金利・審査の甘さで選ぶ住宅ローン・ランキング

住宅ローンのシミュレーションとその見方

住宅ローンシミュレーションとは?

住宅ローンの計算は、取引をする金融機関の説明を受けつつ確認する必要がありますが、契約や相談をする前にも自身である程度行うことができます。住宅金融支援機構や各銀行のサイトでは、住宅ローンの大体を把握できるサービスを提供しています。これが住宅ローンシミュレーションです。このシミュレーションサービスを利用する事で、毎月の返済額や借入可能額、総支払額、融資条件などを比較検討することができます。

住宅ローンシミュレーションの例

住宅ローンシミュレーションの例として、住宅金融支援機構のシミュレーションツールを参考にします。住宅金融支援機構は「クイックシミュレーション」「資金計画シミュレーション」「フラット35らくらく診断」「返済プラン比較シミュレーション」「ダブルフラットらくらく診断」「機構団信特約制度特約料シミュレーション」など様々なシミュレーションを行うサービスを提供しています。
ここではクイックシミュレーションを取り上げたいと思います。このシミュレーションはわずかな項目に入力するだけで、住宅ローンの大まかな情報を入手できます。借入金額から毎月の返済額を調べる場合と、現在の年収から借入可能額を調べる場合、そして毎月の返済額から借入可能額を調べる場合という3パターンからシミュレーション可能です。
例えば借入金額から毎月の返済額を調べるパターンの場合、借入希望額と返済期間、返済方法、ボーナス割合、適用金利などを入力・選択します。借入希望額は興味を持っている物件の購入金額を参考にできます。また返済期間はフラット35の場合は15年以上35年以下から(申込時の年齢が60歳以上の場合は10年~14年)、フラット50の場合は36年~50年の間で選択します。返済方法は元利均等返済方式か元金均等返済方式のどちらかを選択します。ボーナス割合は借入希望額の40%を上限に、希望割合を選択できます。最後に適用金利を入力します。なおフラット35Sやフラット35リノベといった金利引き下げが行われるプランを利用する場合は、引き下げ前の金利を入力します。
仮に借入金額2,000万円、返済期間25年間、金利1.5%、ボーナス返済無し、元金均等返済方式という設定でローン計算をした場合、毎月返済額は9.2万円、総返済額は2,377万円となります。より具体的な結果を知りたい方は、返済プラン比較シミュレーションなどを使うと良いでしょう。

シミュレーションを事前に駆使しよう

提供されているシミュレーションは可能な限り活用しましょう。特定の金融機関の住宅ローンを検討している場合は、その期間の提供するシミュレーションを使う方が賢明です。金融機関ごとに住宅ローンの詳細は変わります。プラン内容を理解しつつ大まかな計算を行うためには、その商品を提供している機関のサイトを使う方が具体的な説明を得やすいからです。シミュレーションをしっかり行う事で、契約時にあせって確認作業を行う事を防げるでしょう。