住宅ローンの金利・金利タイプ 金利・審査の甘さで選ぶ住宅ローン・ランキング

住宅ローンの金利・金利タイプ

金利の基礎知識

住宅を購入するにあたって、ほとんどの方は住宅ローンを利用します。住宅ローンとは銀行などの金融機関からお金を借りて住宅を購入する「借金」のことです。借金をする以上、借り入れた金額をそのまま返済するわけではありません。利息を支払って返す必要があります。例えば友人から利息1%で10,000円を借りた場合、10,000円の1%である100円を追加した10,100円を返済する必要があります。この100円は利息と呼ばれます。また利息を決定する利率のことを金利と呼びます。
この例のように借り入れる金額が小額の場合は、1%の金利は微々たるものです。しかし住宅は高額な買い物になるため、金利が仮に1%や2%といった低い率であるとしても払う利息は何十万何百万にもなります。そのため金利の知識を蓄えておく事は重要です。

基本的な金利タイプ:固定金利

住宅ローンの金利には、固定金利と変動金利という2つのパターンと、両者をミックスしたタイプとが存在します。固定金利とは金利が一定期間変わらないタイプの金利のことです。このタイプの場合、最初から返済計画が立てやすいというメリットがあります。金利が変わらない事が分かっているため、仮に市場金利が上昇したとしても影響を受けません。このタイプの代表的なローンは「フラット35」です。この商品は最長35年間一定の金利でローンを組める商品ですが、様々な金融機関で取り扱われています。フラット35以外でも、オリジナルの固定金利プランを提供している機関があります。ちなみに固定金利が初めから終わりまで変わらない固定金利は「全期間固定金利」とも呼ばれます。
デメリットとしては、変動タイプと比較して金利が高めであることです。

基本的な金利タイプ:変動金利

変動金利とは名前の通り金利が変動するタイプです。変動タイプの場合、通常金利は半年ごとに見直され、返済額は5年に1回見直されます。ただし返済額の上昇は前回返済額の125%が上限とされます。例えばこれまでの8万円の返済額だった場合は、10万円になるということです。ただし利息支払いは金利上昇に準じるため、返済額に占める利息分の割合が膨らみ、元金分は圧縮されることになります。このタイプのメリットは、固定タイプに比べて金利が低めであることです。一方デメリットは金利が上昇した場合に支払う利息が大きくなるリスクがあることです。前述のように返済額の見直しは5年後であり、最大で125%の値上がりにとどまるものの、元金の返済が進まなくなる恐れがあります。

基本的な金利タイプ:ミックスタイプ

固定タイプと変動タイプをミックスした金利は固定期間選択タイプと呼ばれます。固定する期間を5年、10年といったように選択肢、その後は金利を見て変動タイプに変えることが可能です。このタイプの金利プランは、変動タイプと固定タイプの中間くらいの金利率となります。